異世界居酒屋「のぶ」
更新が空いてしまった。
単純に仕事が忙しいのと、別の事で時間を割いてしまったのが原因。
計画的に更新しないといけない。
頑張る…はず…?
内容
現代日本に開業したはずの居酒屋「のぶ」。しかし、店の扉を開けると外は異世界だった―。突然現れた居酒屋の料理に異世界の人々は困惑しながらも、その美味しさに感動する。居酒屋「のぶ」と異世界の人々が織りなすファンタジーストーリー。
感想
・お腹が空いている時に読むといけない作品
原作は「小説家になろう」での小説。現代人が異世界に迷い込む話の1つ。登場する料理は異世界の料理を振る舞うのではなく、天ぷら、からあげ、おでん、サラダ…といった日本の居酒屋でよくあるメニューばかり。こういう料理はお腹が空いている時とか、夜中とかに読むと、食べたくなってしまう。料理の描写が非常に良く、見た目や湯気が細かく描かれていてリアリティが素晴らしい。食べる姿も美味しそうな顔が分かりやすい。お腹に大ダメージ。ビールは異世界で「トリアエズナマ」と呼ばれている。居酒屋なので酒の種類もいろいろ紹介されると個人的にうれしい。日本酒とか。だけど大人の事情で難しいか。
・心が温まる登場人物たちとのふれあい
居酒屋に来る異世界の客に悪い人がほぼいない。いわゆるクレーマーがほぼゼロ。途中で「のぶ」を追い込む輩が現れるが、必ず問題が解決する。勧善懲悪としてストーリーは進む。この作品で某グルメ漫画の海〇雄山のような人物が現れたら、嫌だ。(笑)悩み事をある異世界の人々が温かい美味しい料理を食べて元気になる。そして後々「のぶ」に幸福をもたらす。頭を空っぽにして読むと心が温まる。
目標:「1週間に1回更新」…
古見さんは、コミュ症です。
先日、梅雨がないと書いたけども前言撤回。
ジメジメして暑い。
急に30℃超えて過ごしにくい。
そのため、寝つきも悪い。
さらに隣人の子供の夜泣きも激しい。
さらに寝つきが悪い。
つらい。。。
古見さんは、コミュ症です。(1) (少年サンデーコミックス)
- 作者: オダトモヒト
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: Kindle版
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内容
ヒロインの古見さんは誰もが憧れる校内で一番の美少女。みんな話しかけたくても、話すことができない。実は彼女はコミュニケーションが大の苦手。彼女も話したくても話すことができない。友達になった少年の助けを借りて、目指すは友達100人。様々な特徴を持つ生徒たちと織りなす青春コメディー。
感想
・ヒロインがただただかわいい作品
ヒロインがコミュニケーションが苦手のため、人との接し方がほとんど筆談。しかし最初の友達・只野くんが出てきてからは少しずつコミュニケーションができるように。この只野くんとの掛け合いが、この作品の一番の魅力。「お前ら、夫婦だろ?」と言わざるをえないやりとりをしている。
また、今まで友達がいなかったため、学校のイベントでいろいろな初めての体験をすることになる。その楽しそうな、嬉しそうなヒロインの様子が素晴らしい。
絵に関しては個人的に上手い、かわいいとはあまり思っていない。しかし、ヒロインの古見さんの行動、仕草、状況にかわいらしさを持たせるのが非常に上手く、魅力に感じる。
・テンポ良く、さくさく読めるストーリー
青春ものになると友人や学校のことで暗い話が盛り込まれることがあるが、この作品に関してはそれは皆無だ。友人ともめるような状況はあるが、コメディー作品のため、それも笑える表現で描かれているので、不愉快に感じない。ストーリー展開が長引かせることもなく、体育祭などのイベントもコミック1巻分で終わらせる範囲で描かれている。
また、古見さんと只野くんのやりとりも信頼関係が出来上がった頃からスムーズに行われているので、テンポ良く進んでいる。
・多彩でわかりやすい登場人物
古見さんの目標が友達100人のため、登場人物が多い。しかし登場人物の性格、特徴が名前で表されているので、非常にわかりやすい。
例えば、あがり症の上理さん、負けず嫌いの矢田野さん、硬派な片居くん、ナルシストの成瀬君など多種多様なクラスメイトが登場する。登場人物が多いと凝った名前だと分からなくなるので、こういう表現だと後で分かりやすい。
私は作品中、片居くんとヤンデレの山井さんに魅力を感じる。片居くんはもう一人のヒロインだと思っている。詳しくはコミックスで。そして山井さんは最初は可憐な少女だったのだが、途中ヤンデレを発症してから完全なギャグ要素の塊に。
・9巻の感想
話の中心はバレンタインデーとホワイトデー。古見さんからの只野君へ友チョコを渡す、そして只野くんが古見さんへお返しをする、その付き合っていない2人のやりとりを見て、悶える話でした。悶える。
また、古見さんの父母の過去話もあり。どうして、この2人は出会ったのかが判明し、若いころの2人が愉快だということも分かった。
暑いです。非常に暑い。
この音とまれ!
年老いるたびに、梅雨はどこへいったのかと思う。
6月=ジメジメという不快感が長く続くイメージが昔からある。
しかし、それが大人になってからない。本当にない。
ただ、感じないだけ…?
内容
不良だった主人公が亡くなった祖父への思いを下に、高校の筝曲部に入部しようとする。しかし、そこは部員が1人しかいない廃部寸前だった。しかし、箏の家元の少女や、中学時代からの旧友などを迎え入れ、その危機を脱する。部員の大半は箏が未経験という中で、目標:全国大会をめざし、様々な機器を乗り越えながら、努力していく青春ストーリー。
感想
・箏に着目をおいた作品
音楽をテーマにした漫画が増えている中で、和楽器の箏をテーマにした作品。読む前は箏のイメージとして、「おとなしい」「静か」と捉えていた。しかし、読み始めると「激しく」「熱い」イメージに変わった。
そう思わせるのが、箏の演奏シーン。各高校がそれぞれ「全員で揃える」「1人の天才が仲間を支える」など似ているようで似ていない特色を持つ。印象的だったのは全国大会常連の女子高校の表現。女子が弾く=お淑やかなイメージがあったが、ここでは軍隊のような厳かな描写で、その強さをだしていた。
また、作者が箏の関係者らしく、作中のオリジナルの曲は全て作者の親族が実際に作曲したもの。それだけに箏を丁寧に細かく紹介している。
・少女漫画のような熱血漫画
「不良の主人公」「廃部危機」「仲間集め」「未経験者多数」「学校側との確執」…
部活動の漫画でよくあるベタな展開だが、それがいい(笑)
絵を見ると少女漫画で連載されてそうな感じだが、実はジャンプSQ連載。そのため、ジャンプの原則:「友情・努力・勝利」が忠実に描かれている。特に部員達が努力する姿としてスポーツ漫画と引けを取らないほど、練習シーンがある。もちろん途中でくじける様子もある。それを仲間同士の支え合い=友情として成長していく。
また、部員間の恋模様もあるので、少女漫画の要素もある。ベタ中で熱い展開がいろいろ詰め込まれている。
特に感動したのは天才少女の情況。名門の家元出身なのだが破門され、ある理由のため入部した彼女。能力が違う仲間たちとぶつかりながら、助け合うことを知り、大会後に大きな展開を迎える。この展開にはとても感動した。
作品中、心の成長を大きく遂げたのは彼女だと思う。そして裏の主人公なのではとも思う(笑)
ちなみに本日は快晴・猛暑日。
梅雨はどこへいった?
ここは今から倫理です。
今年は仕事のトラブルが急増。
一番大きいのは人手不足。
入院だったり、家庭の都合だったりで人がいない。
本来、月6日休みが現在、月3日に…。
あっ…これは…黒い…。
内容
高校の授業で習う「倫理」ー。正直社会につかうものでもなく、受検に必要もないかもしれない教科である。倫理の教師である主人公が、様々な生徒たちの抱える問題に向き合い、対話をし、救っていく。
感想
・絶対に読んでほしい作品。
だれかに「オススメの漫画ある?」と聞かれたら、「ジャンルの希望は?」と聞き返すことが多い。しかし、去年の冬からは「『ここは今から倫理です。』を読んで。」と言うことが多くなりました。それぐらい衝撃を受けた作品。外したら格好悪いが、近々何かしらの賞をとると断言する。
・読む前に倫理の知識を必要としない。
私は学生時代に倫理の授業を受けていないため、どのような内容を勉強するのかは漠然としている。読む前は倫理の授業を中心に展開されるのかと予想していた。しかし、作品内で倫理の授業のシーンはとても少ない。そのため哲学者や重要語句など学校の教科書のようなものは最低限の紹介しかない。けれど、この作品は「倫理の授業を受けてみたい」と思わせる。
・1話ごとのテーマが明確で読みやすい。
1話完結型で、それぞれに登場する生徒も異なる。1人の生徒に対して向き合っていくので、テーマが分かりやすい。主人公曰く「悩んでいる生徒が好き」なため、抱える悩みが様々ある。
特に興味深かったのは「対物性愛」に関して。ぬいぐるみを愛し、その声が聞こえる生徒に対し、対物性愛を否定するのではなく、共感した上で諭していく。
他にも家族とのコミュニケーションが不足した生徒、他人を見下す傾向がある生徒など、子供が抱えやすい問題を「倫理」を通して解決に導いていくところが感動する。
・各話に心揺さぶるセリフあり。
話の終盤になると、主人公が哲学者や宗教家の言葉を引用する場面がある。聞いたことある人物もいるので、「誰だ?」とはならない。もちろんこれらの言葉も心に響くのだが、私が一番響いたのは2巻にて
「石を水に投げ入れた時 何故 水面に波紋が生まれるのかを考えるのが物理で
人に言葉を投げかけられた時 何故 心が波立ち苦しくなるのかを考えるのが倫理」
とても分かりやすかった。
・2巻の感想
普通の生徒が、普通から脱却するには?と悩む生徒の話が好き。何かをして他の人とは違いたい、目立ちたいという考えることに、「人格」について諭す主人公。これ、本当に子どもに読んでもらいたい。
そして、2巻最後の話がまさかの次巻に続く話。1話完結だと思っていたのに。最後の最後に新キャラを出して終えたので、続きが気になる。
あとがき漫画がおもしろい。ジ〇〇ーズは倫理で、特に関〇〇ニが倫理らしい。どういうこっちゃ(笑)。私はS〇〇PやN〇〇Sの方が倫理のように思う。
日曜日もお仕事です。
恐らく13連勤。ふぁー。
俺とヒーローと魔法少女
日曜日が父の日のため、実家に帰った。
実家には現在、猫が2匹いる。
しかし、1匹の姿を見たことがない。
どうやら家の住人ではない人が来るとビビッて出てこないらしい。
いつになったら、その姿を拝めるのか…。
ちなみにもう1匹は私が買ったのだが、私の存在を忘れている。
いつ来てもふてぶてしい…。
内容
怪人から市民を守るため、多くのヒーローが存在する世界。主人公は憧れのヒーローになった青年。しかし、変身した姿は見る者みんながときめく魔法少女だった。その姿に納得いかずとも悪戦苦闘しながら平和を守るストーリー。
感想
・買おうと決意したのはタイトル。
この作品は本屋の棚のジャンルがレディコミで置かれていた。「俺とヒーローと魔法少女」というタイトルでレディコミというギャップに惹かれた。次に表紙絵。魔法少女がヒーローポーズをとっているというのが私の琴線に響いた。
・ストーリーは主にギャグ
アラサーの青年が変身したら魔法少女になる。これだけで十分ギャグ。主人公が怪人から市民を救って変身を解くとドン引きされる。これは間違いない。
そして魔法少女なのに魔法は使わない。殴って蹴って怪人を倒す。完全にギャグ。
話が進むにつれて変身の謎に迫ってきている。ただ未だに主人公に良いことが起きていない。早く報われてほしい。
・スポット出演の怪人が〇
怪人をまとめる悪の結社があるけども、きちんと紹介されていない。そしてストーリーに核心に触れるわけでもない。しかし、憎めない怪人が多い。マグロの怪人=ツナデスといった洒落がかかった名前や、悪事がそんなに悪くないなどヒーロー以上に愛してしまうようなものが多い。ちなみに私が好きなのは大根の怪人。
第6巻の感想
物語はクライマックスへ。ヒーロー協会の謎と変身の秘密が少しずつ分かり始めてきた話。物語を核心をつく少女に対して不穏な動きを見せる協会。よっぽどこちらの方が悪の組織っぽい。
また、怪人が出すくだらないクイズになぜか主人公だけは答えを当てられることに笑った。
猫を飼おうか?けど我が家にはウサギがいる。
信長協奏曲
近くの某リサイクルショップが閉店することに。
試しに行ってみると、DVDが90%OFFセールをやっていた。
18禁コーナーには目当てのものを狙うハンターたちが群がる群がる。
籠いっぱいの仕留めた獲物たち。
こういうハンターに私は、、、なれない。。。
内容
現代の高校生であった主人公が突然タイムスリップして、戦国時代へ。そこで自分の瓜二つの容姿を持つ人物に出会う。その人物の名は「織田信長」。信長は主人公に「自分と入れ替わってくれないか」と告げる…。織田信長になった主人公が戦国時代を生き残るため、天下統一を遂げるため奮闘する物語。
感想
・実写ドラマや映画、アニメなど様々なメディアミックスがされた作品。私はゲッサン連載初期から読んでいるのだが、ここまで大きな話題になるとは予想してなかった。隠れた名作でいくのだろうな~っと。ちなみに私は原作漫画以外は観ていない。
・物語が大きく動いたのは単行本1巻の最後と2巻。
豊臣秀吉と斉藤道三の正体がここで登場する。この作品がおもしろく感じたのは突然、衝撃を与えてくるところ。多くの漫画は伏線をいくつか用意して、後に登場人物の正体をドンっと出す。ただ、この漫画は伏線無しに不意に出してきた。そのやり方に心を奪われた。
・主人公に明確な特徴がない。
例えば、現代の知識や道具を活かして戦国時代を駆け抜けるということ。そういったことはない。勉強もできないので、歴史上の知識がない。「明智光秀」が何者かを知らない始末。
ただ、自由奔放な性格で、その予想がつかない言動が家臣を惹きつけ、敵将に不穏なものを与える。そして、それが史実通りの状況になっている。不自然に感じることもない。特徴がないことが敢えて魅力に感じるのかもしれない。
また、高校生なので殺人に対して躊躇や葛藤があるのかと思うと、それもない。感情を顔に出すことは時折あるが、どんな残酷なことでも淡々と家臣に命令を果たす。描写はないが冷静でかつ強い心を持っている。
・ストーリーは史実通り
信長と入れ替わったわけだが、起きた合戦や出来事は史実通り。違うのは主要人物たちの生い立ち。特に豊臣秀吉と明智光秀の2人。現在までに独自性ある出来事は起きていないため、作品として波はない。そのため、若干盛り上がりが停滞気味。気になるのは信長の最期を迎える「本能寺の変」がどうなるのか。
17巻の感想
・懐かしの人が安土に帰ってきました。この人はどうなったのか気になっていた。これに限らず、以前登場した人物を忘れたころに再度出してくれるのも、この作品が好きな理由。ひどいものは出してから放置するからね。
・明智光秀の素顔がある重要人物にばれました。正体ではなく素顔というのがポイント。明智光秀の素顔が徐々にばれてきているな。
18禁のDVDを所有してる方たちは保存方法ってどうしてるのかが気になる。
やはり棚にしまうのか?そうすると客人を招くと悲惨なことが…。
ばらかもん
仕事のお客さんと話す時に、よく話題になるのが旅行の話。
海外ならハワイ、国内なら京都かディズニーで大部分を占めるのだが、
最近、長崎の五島列島に行ったという強者に初めて出会った。
親戚が住んでいるからというのが理由なのだが、こういうレアケースは好き。
だから、「ばらかもん」を紹介。
ばらかもん 17巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: ヨシノサツキ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2018/06/12
- メディア: Kindle版
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内容
書道家で性格に難ありの主人公がある日、授賞式でトラブルを起こす。その反省のため、父親によって長崎の五島に送り込まれることに。都会育ちの主人公は不便な自然環境と個性的な島民にストレスを抱える。しかし、島民と触れ合いながら生活を過ごすうちに気持ちに変化が生じる。それは彼の心の成長だけでなく、書道の成長につながるのであった。
感想
・「ばらかもん」の魅力は独特な田舎生活と個性的な登場人物であふれている事。全体を通して、五島で生活する人々の様子を描いている。その中で田舎、特に五島でしかあり得ないようなエピソードを盛り込み、主人公だけでなく他の登場人物の成長や変化も描いている。話のタイトルもすべて五島列島の方言で表されていて、ちなみに「ばらかもん」は「元気者」という意味。
・独特な田舎生活として驚いたのが、お盆の時にお墓の前で花火をすること。普通の手持ち花火に限らず、爆竹や打ち上げ花火でも良いという。ロックすぎる。調べると中国および仏教からの起源で「魔除け」として行っているようで、長崎の「精霊流し」という行事も花火を行うようだ。作中でもその様子が詳しく紹介されていた。民俗行事って本当におもしろい。
・個性的な登場人物が多く、1人1人にしっかり特徴がある。
一番好きなのはヒロシ。彼は「普通」から脱却するために金髪にした高校生である。しかし外面を変えたところで内面が変わることはなく、性格は真面目で良いやつ。模範的な学生像。物語は彼が将来を悩む姿も語られている。真面目な性格なので、自分の将来を明確に決めることができない。しかし、途中で1つの答えを導き出す。ただ、それは島に住んだままでは叶えることができない。そのため島を出ることになる。
つまり、地方の学生が自分の将来のために都会に移り住む姿と同じだ。ヒロシが島を離れる話(16巻)は大好きです。
そうした主人公以外の大きな成長も長い期間かけて描かれている。もちろん、それ以外の登場人物たちもおもしろい魅力がつまっている。
17巻の感想
・いろいろ書きたかったが、巻末に衝撃。それだけ。
田舎に行きたい。