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マイホームヒーロー

今年から果実酒作りに没頭中。

様々な果物を漬け込み寝かせている。

その中でついにイチゴ酒が完成。

自家製は最高。

 

 

マイホームヒーロー(1) (ヤングマガジンコミックス)

マイホームヒーロー(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

 

マイホームヒーロー(4) (ヤングマガジンコミックス)

マイホームヒーロー(4) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

内容

 主人公はどこにでもいそうなサラリーマン。妻と娘の3人家族。ある日、娘の彼氏が彼女を暴行している事を知り激高。思い余って彼を殺害してしまう。娘の彼氏は半グレ組織の一員で、主人公はその組織から疑いを逃れるため、家族を守るため、立ち向かっていく。

 

感想

・作画は「サイコメトラー」「シバトラ」の朝基まさしさん。この方が描く画は非常に分かりやすい。殺人や暴行などのグロテスクな描写もグロさを大胆に描くのではなくて、シンプルに描いているので気持ち悪さを感じず、ただ生々しい。この作品でもそれが活かされている。

 

・半グレ組織から殺害の疑いを逃れるために、推理小説の知識を活かすのがおもしろい。読者でもその知識を利用して、死体の処理方法とかアリバイ工作とか出来てしまうのではないかと感じてしまう。一番参考になったのは「植木」を利用すること。何かあったら利用しよう(笑)

 

・ストーリー展開は伏線を無理なく回収しているので、読みやすい。何度も主人公とその家族に危機が訪れるが、なんとか回避する。それは事前の活動に秘密が隠されていたため。その活かし方がうまい。頭脳戦の場面も緊張感が強い。

 

・ジャンルはサスペンスなのだが、家族の在り方を問う場面が多いので、ホームドラマと言っても過言ではない。最愛の家族を守る父はなんでもできる。

 

 

第4巻の感想

・主人公と、初めから主人公を疑い続ける若者の最終局面。この若者が実は作品中一番好き。彼の背景も描かれてしまった以上、感情移入してしまう。巻の後半で彼が主人公に料理を提供するのも、その背景を知ると泣けてくる。話の展開から主人公かこの若者いずれかが死ぬらしい。解せぬ。

 

・上記の感想で書かなかったが、実は主人公の奥さんが超人。運動のことではなく感情が超人。淡々と物事をこなしていく。冷静さの怪物。偏見かもしれないが女性は感情で行動すると捉えている。その姿を見せないで演じるところが素晴らしい。第4巻でもそれが活きている。

 

 

 

 

イチゴ酒を飲みながら、マイホームヒーローの最新刊を読みました。

この酒とこの漫画の相性は△